AI & CYBERSECURITY / OCTOBER 2026
NICTのA2B攻撃注意喚起。スマホアプリから見直すサーバー側の権限
アプリの見た目やログイン画面だけでは分からない、接続先とデータの境界を整理する。
資料確認 2026-10-26 / 2026年10月特集
SONAEの提案 / 01
アプリ担当とサーバー担当を同じ表へ呼ぶ
SONAEは、アプリの配布元、APIの保守先、データを管理する部署を一枚の責任表に置く方法を提案します。開発会社が複数なら、どこまでが契約範囲かも確認します。公開アプリに含まれる情報を、社内限定の秘密として扱う前提がないかを設計担当へ問い、認証情報の値は相談票へ添付しません。
SONAEの提案 / 02
画面を通らない要求も、権限の対象にする
架空の会員アプリなら、本人の記録と他の会員の記録を分ける判定がどこにあるかを確認事項にします。UIでボタンを隠した記録だけを、サーバーの認可が働く証拠にしません。委任された試験環境の架空ユーザーで確かめる計画を作り、実顧客データを使う前提にはしないことが準備段階の基準です。
画面の操作と、サーバーの認可を分ける
図の内容を文章で読む
公開アプリ → サーバーの認可 → 本人のデータ。利用者と対象を照合。他人のデータへは進めない。概念図であり、実測ではありません。
SONAEの提案 / 03
緩和策の期限と、恒久対策の担当を残す
機能制限などの暫定措置を採るときは、利用できなくなる業務、告知する担当、解除の条件を決めます。制限した事実と、問題の根本を修正した事実は別に記録します。調査材料が不足する場合は、その期間と理由を明記し、痕跡が見えないだけで過去の侵害がなかったと結論づけない運用にします。
SONAEの提案 / 04
外部発注では、引渡し条件まで決める
新しいアプリを発注するときも、接続先の台帳、権限の試験結果、ログの保存範囲、緊急連絡先、更新後の受入を成果物として指定します。SONAEの相談ではこの発注前の確認項目も整理対象にできます。アプリの逆解析や本番への負荷試験を無条件に引き受ける説明にはせず、必要な専門性と委任範囲を確認します。
SONAEの提案 / 05
アプリを更新すればサーバーも直る?
アプリの配布とAPIの反映が別工程なら、更新済みの対象を分けて記録します。サーバー側の判定が変わった証拠と、古いアプリへの影響も確認します。配布版を更新したという一つの記録を、バックエンドの認可や過去の侵害調査の完了へ広げないことが、発注側で持つべき確認事項です。
受入条件を考える二つの例
SONAEの未実行の計画例です。診断の合格実績ではありません。
- 認可
- 条件:架空の会員Aから会員Bの対象を指定
期待する扱い:本番へ接続せず、試験環境で拒否を確かめる計画を作る - 責任分界
- 条件:アプリとAPIの保守会社が異なる
期待する扱い:両方の反映と受入を別欄で追跡
社内で使う確認票
記入例はすべて架空です。秘密鍵、認証コード、個人情報の値は記入しないでください。
- 責任分界
- 架空:アプリA社/API B社
- 境界
- 利用者・操作・参照できる対象
- 試験案
- 架空ユーザー2名/未実施
- 引渡し
- 修正・受入・ログ・緊急連絡