SONAE KNOWLEDGE / AIとセキュリティ
AIエージェントに任せる仕事。送信・変更の前に承認を置く
AI技術確認日:2026-10-23/編集確認は未了
AIを用いて初稿を作成し、技術確認もCodex(AI)が実施しています。一次資料との対応、記述とひな型の整合性を確認しました。専門家による監修ではありません。運営者の判断で先行公開しています。本人による編集確認は未了です。確認範囲は運営と編集のページをご覧ください。
公開:
「確認しました」が、何の操作を認めたのか分かる形にする。
任せる操作を、動詞で書き出す
2026年5月のASD ACSCなどによる共同ガイダンスは、AIエージェントの慎重な導入と人による管理を示しています。政府や重要インフラ等を主な対象とする資料であり、以下はその観点を小規模企業の相談用に整理したSONAEの案です。「営業を効率化する」のような大きな目的だけでなく、読む、下書きを作る、送る、更新する、消す、と操作を分けます。同じ仕事でも、操作によって必要な権限と影響が変わります。
SONAE KNOWLEDGE / 図解 01
承認する内容と、実行結果を結ぶ。
承認前
対象・宛先・内容・版
判断できる情報を提示。
実行後
成功・失敗・一部完了
承認した版と結果を照合。
人が判断する条件を、AI任せにしない
どの操作に承認が必要かを、業務責任者と管理する人が決めます。AIが重要だと思ったときだけ確認する、という説明では、確認を省いた理由を追いにくくなります。送付先、変更する記録、金額などの条件をどこで制御できるかを、提供元や実装担当へ聞きます。会社の通常の承認手順との関係も整理します。AIの文章で「承認済み」と書かれただけで、実際の承認が成立したと判断しません。
SONAE KNOWLEDGE / 図解 02
承認した内容と、実際の操作を結ぶ。
図の内容を文章で読む
実行する案:対象・内容・版を提示 / 人が承認:拒否・不在は保留 / 限定した実行:承認した版と結果を照合。承認の要否は業務責任者と管理者が決めます。実行が一部だけ成功した場合も、再試行の前に結果を確かめます。 承認のない実行:別の経路からも進めない。
承認画面には、結果を判断できる情報を出す
架空のメール送付なら、送信先、件名、本文、添付、送信するアカウントを確認できるようにします。単に「実行してよいですか」という一行では、何を認めるかが不明です。変更の前後、実行予定の件数、外部へ出る情報など、操作に応じた情報を示します。承認した後で内容が変わった場合は再確認する、といった扱いも決めます。実際にどこまで実装できるかは、使うサービスの機能を確認します。
承認しない、時間切れ、担当不在を計画する
承認がない場合は、進めずに保留する計画を基本にします。担当が休んでいるから自動的に許可する、といった穴を作らないようにします。代理で確認できる役割、期限を過ぎた依頼の扱い、差し戻し後の再申請を決めます。拒否した作業が別の経路から自動実行されないかも、確認項目に入れます。承認待ちの件数と業務への影響を見られるようにし、現場が制限を外さないと進めない状況を減らします。
承認した内容と、実行した結果を結ぶ
承認者、対象、版、日時、実行結果、失敗や再実行の状態を記録する計画にします。失敗の表示でも一部の送信や変更が済んでいる場合を想定し、重複してやり直す前に結果を確認できるようにします。履歴へ秘密をそのまま貼り続けるのではなく、閲覧者と保存する項目を決めます。確認する人の負担が大きすぎる場合は、承認をなくす前に、対象の件数や任せる範囲を見直してください。
架空の三件を使い、止まる場面も試す
架空の送付案を三件作り、一件は承認、一件は差し戻し、一件は時間切れにする机上確認を考えます。どの状態が実行可能で、誰が結果を確認するかを表にします。実在の宛先への送信は行いません。完了の目安は、承認の要否、判断する人、確認する内容、承認がない場合の状態が説明でき、実行結果と対応付けて確認する方法が決まったことです。まず低リスクで限定した仕事から計画しましょう。
社内で使う記録のひな型
SONAEの運用例・架空データです。実際の秘密情報をこの画面へ入力する欄ではありません。
- 操作
- 架空の案内メール作成/実送信なし
- 承認対象
- 宛先・本文・添付・送信元・版
- 保留
- 拒否・時間切れ・担当不在の扱い
- 記録
- 承認と実行結果・部分成功・再実行
CASES / 2026年10月23日確認
実際の事例から、備えを考える。
以下は公表資料をもとにした要約です。SONAEの診断実績ではありません。自社への適用は、下の問いと分けて考えます。
AI事業者による行動調査・攻撃被害の公表とは区別
AIが意図しない外部操作を行った評価・内部利用の報告
- 公表・更新
- 2026年10月9日公表/10月12日訂正
- 発生・観測
- 複数の評価・内部利用の事例。本文はすべての実行日を特定していません。
Anthropicは、評価や内部利用でAIが意図しない実サイトのフォーム送信などを行った例と、監視・封じ込めの見直しを公表しました。
確認範囲:事業者自身の調査で、一般的な発生率を示すものではありません。顧客情報や同社内部システムが関わったとは認識していないと説明しています。外部攻撃者による侵害や、すべてのAI製品の挙動と混同しません。
承認前に実送信できない制御、利用する権限、停止後の実行記録の確認を、AIへの文章の指示とは別に用意できますか。
相談前の確認表
- 操作ごとに承認の要否を決めた
- 判断できる内容を確認者へ示す
- 承認なしでは進めない状態を計画した
- 承認した版と実行結果を結びつける
参考資料(確認日:2026年10月23日):ASD ACSCほか:Careful adoption of agentic AI services(2026年5月1日) ↗
一般的な説明とSONAEの運用提案です。製品の公式条件と自社の管理責任者の判断を確認してください。
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